「トロッコ」 芥川龍之介

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「津波と人間」寺田寅彦

寺田寅彦『津波と人間』

初出 「鉄塔」1933(昭和8)年5月1日

 

【書き出し】

昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。・・・



「瀬戸内海の潮と潮流」寺田寅彦

寺田寅彦『瀬戸内海の潮と潮流』

初出 「ローマ字少年」1932(大正7)年5月1日

 

【書き出し】

瀬戸内海はその景色の美しいために旅行者の目を喜ばせ、詩人や画家の好い題目になるばかりではありません。また色々な方面の学者の眼から見ても・・・



「蜜柑」 芥川龍之介

芥川龍之介『蜜柑』

初出 1919年『新潮』(大正8年)5月

 

【書き出し】

或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた。とうに電燈のついた客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はゐなかつた



「野ばら」 小川未明

小川未明『野ばら』

 

【書き出し】

大きな国と、それよりはすこし小さな国とが隣合っていました。当座、その二つの国の間には、なにごとも起こらず平和でありました。



「手袋を買いに」 新美南吉

新美南吉『手袋を買いに』

初出 1943年「牛をつないだ椿の木」収載

 

【書き出し】

寒い冬が北方から、狐の親子の棲んでいる森へもやって来ました。

或朝洞穴から子供の狐が出ようとしましたが、「あっ」と叫んで眼を抑えながら母さん狐のところへころげて来ました。



「冬の蠅」 梶井基次郎

 梶井基次郎『冬の蠅」 

梶井基次郎『冬の蠅』

初出 1928年『創作月刊』(昭和3年)五月号

 

【書き出し】

冬の蠅とは何か?よぼよぼと歩いている蠅。



「桜の樹の下には」 梶井基次郎

 

初出 1928年(昭和3年)12月「詩と詩論」

【書き出し】

桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。



「むじな(狢)」 小泉八雲/R・ハーン

 

小泉八雲/ラフカディオ・ハーン『むじな」 

 

【書き出し】

東京の、赤坂への道に紀国坂という坂道がある──これは紀伊の国の坂という意である。



「トロッコ」 芥川龍之介

 

芥川龍之介『トロッコ」 

 

【書き出し】

小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まったのは、良平の八つの年だった。